北海道補助事業「循環資源利用促進重点課題研究開発事業」により、産業廃棄物処理・リサイクルに係る研究について取り組んだ成果の報告会を視聴しました。
報告会のテーマはこちら。
公共建築の設計をしていると産廃の廃棄先などを検討し積算するのですが、施工時の実情はどうなっているのだろうと気になっていました。
また、ホタテ陸揚げ時の屋根施設の設計経験からホタテ貝殻の有効活用は気になる話題でした。
独立して良かった点の一つがこのようなセミナー視聴が自由にできることでしょうか。
仕事に追われた日常では見逃しがちな情報収集、刺激があって良いです。

なじみのなかった分野である鉱物資源
北海道大学大学院の広吉教授による「鉱物資源生産の現状・将来と選別予測のためのAI開発」の講話
大学生に戻ったようで楽しくお聞きできました。
石ころ屋の皆様の現状を伺って、これからは悪条件での採掘が進む事、このままではリサイクルに取り組んでも資源不足が深刻な状況になると実感しました。
その中で開発に値する採算性があるかを選別予測するAI開発に取り組まれています。とても生意気で優秀な学生の話では草食系の若者が多い中で尖った学生もいるのだと、ちょっと嬉しく思ったり。
また、再生エネルギーへの取り組みで従来より多くの資源を使用してしまうジレンマ。
北海道立総合研究機構の吉村主幹による漁業系廃棄物「ホタテガイ貝殻」を利用したマガキシングルシード種苗生産技術の開発についての報告
北海道で大量に発生するホタテ貝殻をカキの種苗生産の棲み処に利用する研究を、余市漁港で実証実験をされていました。
利用できる量は全体と比較すると少ないですが、産廃処分費を削減でき自然由来の資源を養殖に活用できます。
ただコスト面では課題もあるでしょうか・・・
先日関わったウニの種苗生産施設ではアクリル製波板に沈着させていましたが、自然素材を活用することは難しいのでしょうか。
メーカーの素材開発に期待したいですね。
北海道立総合研究機構の糸毛主幹による建築における廃棄物の発生・処理の実態調査と建築材料・工法の見直しについての報告
現場では採算性を要求されますから、再資源化が難しい実情と前向きに取組んでいる企業の様子を具体的に知ることができました。
北海道の建築は断熱性、気密性が重要ですが、資源の分別を阻害する要因にもなっていることが課題になっていました。
気密性を高めるブチルテープやコンクリートに打込む断熱材を解体時に分別容易にする。
中々難しいですね。企業努力だけでは開発が進みそうにない・・・。
でも、取り組まないと次世代で資源不足がより一層と深刻
持続可能な社会を目指し、何ができるでしょうか。